時をまとう、小さな宝物。
琥珀──それは、1億年という気の遠くなるような時間をかけて生まれた、樹脂の化石。
古代では「太陽のしずく」とも呼ばれ、装飾品やお守りとして大切にされてきました。
そんな琥珀に、今回は“色”という新たな命を吹き込んだコレクションをご紹介します。
ブルー、レッド、グリーン、そしてナチュラルな琥珀カラー。
すべてが天然の琥珀をベースに、人の手を少しだけ加えて、美しさを引き出した一点もの。
そして本日は、スタッフそれぞれが「今いちばん欲しい!」と思った琥珀をピックアップしてご紹介しています。
どれも、見るたび気持ちが動く“選ばれしひと粒”たち。
あなたの感性に響く色も、きっと見つかるはず
それぞれの色に、ささやかな物語を添えて──
琥珀カラー|1億年の記憶
もっともクラシックで、もっとも奥深い色。
黄金色の中に虫が閉じ込められたものも──それは過去を抱いた、時の結晶。
飾らずとも美しい、自然のままの琥珀です。
ブルー|静けさをまとう色
深い湖のような、透きとおる青。
自然には存在しないこの色は、染色によって生まれました。
理知的で、そっと感情を包み込むような静かな光を放ちます。
レッド|内に宿る情熱
一瞬で空を染める夕焼けのように、強く、深い赤。
表に出さずとも、胸の奥で燃える気持ちを思わせる色。
染められたことで生まれた、感情のかたちです。
グリーン|森の記憶をたずさえて
苔むした森の奥にひっそりと佇むような、やわらかな緑。
人工的でありながら、なぜか懐かしい。
自然と人の感性が交差して生まれた、やさしい琥珀です。
どの色も、それぞれにちがう表情とぬくもりをもっています。
「染色」という技法は、自然がくれた素材の美しさを、そっと目覚めさせる手段のひとつ。
1億年の記憶に、いまの色を重ねて。
あなたの日々に、小さな物語を添える琥珀が見つかりますように。
grasol Le port でぜひご覧ください。